竹の筏で海を渡ったのだ!!全体に公開
2006年07月12日10:13
行ってきました、島原。
やっちゃいました、横断。
いやーーー。すっごい楽しかった。


以下、当日と前日の日記です。



7月7日

朝から天草に向かい伴走船を回航する。
ヤマハの23フィートに、250馬力の船外機を積む超高速船(時速60kmは出る)。

10:40、天草を出発。
船に乗るのは何年ぶりだろうか、すごく久しぶり。
海図とコンパスは持っていったが、天草の地理は分からず、やや不安。
一応、マリーナの人に道を教えてもらったが、不安なのでかなり慎重に走る。

1時間程で菊池川河口の沖合いに到着したが、河口の入口が分からない。
河口付近の漁港の場所を確認した後も、通りがかる漁船に何度も道を尋ねながら、やっとのことで到着した。
道を訪ねる漁師の人がいなかったら絶対に到着できなかった。

12:30 菊池川河口、滑石漁協に到着

14:00 移動式クレーンが到着し、メンバーも続々と集まった。
満潮まで、イカダを浮かべる事ができないので、トビハゼを捕まえようとしたり、コメツキガニと踊ってみたり、干潟で遊ぶ。

16:00 満潮が近づき、イカダを浮かべられる水深になったので、いよいよ(初の)進水式。
そして、19:00くらいまで、最初で最後のイカダ練習が続いた。

(横断前日にして、初めてイカダを浮かべ、初めて練習する・・・最強の天晴れ集団だ。)

櫓を初めて作ってみたし(写真でしかみたことない)、実は漕ぐのも初めて。
しかし、櫓釘の高さ以外はほぼ問題なく、中々上出来。

オールについては練習段階で、漕ぎづらいという課題があったが、時間がなかったのでそのまま出航することにした。

19:00 イカダを上陸させ、明日の出航に向けて、テントを張ったり、荷物を整理した。

20:00 皆で短冊に願いを書いて、笹の葉に願いを結ぶ。
高さ6mほどの竹の櫓の上に、短冊の付いた竹を取り付け、明日の成功を祈った。

その後、八代出発組みは、玉名を離れ、八代のマリーナへ向かった。

夜は、夜からの参加者を迎えに行ったり、玉名温泉に入ったり、天気予報を確認したり・・・
寝床についたのは23:00・・・・しかし、蚊に悩まされたり、硬い寝床に寝付けなかったりと、皆寝不足気味でした。




7月8日

4時起床予定だったが、3時には目が覚めてしまった。
4:00 全員が起床し、荷物の積み込みや、最後の点検を行う。

南阿蘇から、中林円さんと北里かおりさんが見送りに来てくれた。
差し入れのおこわお握りを食べ、腹ごしらえ。

ヤマハの23フィートに、およそ180kgの荷物と、8名が乗り込む。
難民船の様相。「ナンミンセン」というあだ名がついた。

4:30 八代から出発する伴走のヨットは、一足早く出航した。

5:00 息を飲むようなキレイな朝焼け。
少し前まで、遠くの空で雷雲が轟いていたが、いつの間にか空は落ち着いた。
キレイな空は、出航前の我々に、力を湧かせてくれた。

5:40 予定より40分遅れて、いよいよ出航。
スターティングメンバーは4名、風も波もない穏やかな有明海に、悠々と漕ぎ出した。
最初の2kmは、浅瀬や魚網が多いため、伴走船は特定の航路は走らなければならない。
イカダは島原に向けて直進するので伴走船との距離が開くが、ときおり大きな笑い声が聞こえてきてホッとする。

6:40 長ければ2時間ほどかかると思われた最初の区間は、1時間であっけなく突破した。
この時点で、潮流が島原へ向けて、1Nknot(時速1.8km)で流れていた。
海上保安庁の潮流推算でも、この方法への潮は0.1〜0.2Nknotの予測だったので、意外にも嬉しい誤算だった。

1時間おきのメンバー交代しながら、ぐいぐいと漕ぎ進む。
雲仙普賢岳には雲がかかり、水平線に霞がかかり、まだ島原は見えない。しかし、遠のく菊池川河口を見ると進んでいると実感する。
8:00 島原からのヨットの帆が見えた。距離は5km。まだ一部の人にしか見えない。なぜか櫓を漕ぐ腕に力が入る。

8:20 八代からのヨットが合流する。視界が悪かったので、突然の合流だった。
合流地点に近づいたら、GPSで詳細な位置を連絡しながら合流する予定だったが、
「今、真ん中らへん」という曖昧な連絡で、あっけなく合流できてしまった。

国見からの伴走船は、「今、真ん中らへん」ではやはり場所がわからず、合流に時間がかかった。

8:40 出発から3時間、連れ潮に押されて、気が付けば中間地点に迫っていた。

今回はぶっつけ本番だったし、イカダの完成度も高くなかったので、個人的には完走できないと踏んでいた。
しかし事故さえ起こさなければ、到着できると確信した。
体力温存の持久モードから、8時間漕ぎ切りの短期決戦モードに切り替える。更に船足は早まった。

9:00 皆にはまだまだ分からないと言っていたが、内心は到着の確信という余裕が生まれていた。
女性などの力の弱いメンバーを混ぜながら、20〜30分おきに交代する。

10:00 八代ヨットクラブから参加の竹本さん。長崎の小値賀島で18年間、櫓を漕ぎ続けたという「櫓の達人」が登場。
さすが達人。「櫓釘が高いから漕ぎ辛い」と文句を言いながらも、グイグイと凄い勢いで漕ぎ進める。
漕いでいる姿も様になっていて格好がいい!

10:45 もう島原の町並みがはっきりと見え、建物の窓が見える距離まできた。残り、3kmくらいだろうか。
そこへ島原ヨットクラブから問題発生の連絡が入った。
早くとも15:00の到着予定だったので、島原のテレビ局が取材に間に合わないとのこと。
このまま行くと、早ければ11:30には付きそうだったが、12:30到着に引き伸ばして欲しいということだった。

とりあえず、少しペースを落としながら、島原新港へ向かう。

11:00 それでも11:30には付きそうだったので、目標を急遽変更した。
島原新港の一つ南側にある小さな港だ。小さくて周辺に緑もあって、雰囲気がよさそうだった。

最後の一時間は、少し向かい風もでてきた、風に伴なう波もでてきて、イカダの速度が落ちる。
イカダも少し重くなってきている。細かいひび割れの隙間から水が入ってくる。
(多分、10kgくらい重くなっていた)

それでも、ゴールは目前。多少波がでようが、皆の腕には力が入り、イカダは進む。

11:45 島原のテレビ局を乗せた船が取材にやってきた。
これで、もう待つものはないもない。最後の力を振り絞って、港へ入っていく。

12:00 正確な時間は覚えていないが、12:00には到着していた。


熊本での反応は悪く、取材に来たのは熊日だけだったが、テレビ局が3社、新聞社が2社、取材にきていたのでびっくりした。

久々に、達成感と感動の分かち合いに心が動いた。本当に嬉しかった。

到着できたことも嬉しかったけど、それよりなにより、このメンバーで一つの目標に向かって努力してきて、
皆で一緒に感動できたことが嬉しかった。

皆さん、ホントにありがとうございました。






その後のレポートはまた後日。。。

写真はこちらにあります。
http://bambooo.tayori.org/photo/index.html

コメント

マリー2006年07月12日 10:21
すごいですね。成功おめでとうございます。
平成の寅さん2006年07月12日 10:38
昨日は焚き火に行けずに残念。
 10年後も、30年後も、50年後も、

 尽きることなく 「がははは!」と
   笑いながら 振り返ることのできる
     ステキな遊びができたことに感謝。。。

 改めて、ひとりひとりの力の凄さ。可能性。
   力を合わせることによる パワーを実感しました。

 右足は大丈夫かい?? それが心配。。。
よしだたかし2006年07月12日 11:45
周りの協力とみんなでイカダを漕いだ結果の
目標達成と成功だった思います。

自然ちゃいいですね。
素晴らしい!!!
subaru2006年07月12日 12:11
右足ですが、翌日に余りの痛みに堪りかね病院に行ったら大腿筋の断裂で、全治一ヶ月だそうです。
その日は松葉杖をついてました。

しかーし。昨日は焚火をしたりプールで泳ぐほどまでに復活!
この調子で行けば、2週間くらいで完治しそうな勢いです。


吉田さんの新婚旅行が無事に終わってホントよかったです。
改めて、おめでとうございます。

しかし、写真を見て気が付いたんですが、
イカダを漕いでいるときに、夫婦の間にモリケンさんが入ってるんですよね。

気が利かなかった・・・・
オーリー2006年07月12日 12:22
すごいですねぇ・・・。
水が苦手なボクは、思いつきませんw
subaru2006年07月12日 12:36
お久ぶりです。

実は、泳げなくて水が苦手な人も参加してましたよ。
船に乗ってしまえば、関係ないです!!
次は参加しませんか〜〜?

船酔いには勝てませんが。
ユースケ。2006年07月12日 12:38
成功おめでとうございます!
実家(滑石)の母親と妹もイカダを見たらしく、
「すごかー!あぎゃんとで有明海横断できるとねー?」
って驚いてました。

ふたみぃ〜2006年07月12日 12:48

クルーの熱気に、台風も九州通過を遠慮したんじゃないかなあ。

とにかく、横断成功おめでとう〜
さと2006年07月12日 14:20
船すごいね!!けっこうおっきくてビックリした。
成功おめでとぉー♪

スバルの抱いてる子はオト君よね??
めっちゃでっかくなったねぇー
オト君もたくましくなりそうね!!
2006年07月12日 18:21
おおっ!おめでとう。

次回は、どこまで行くのかな。。。
soso2006年07月12日 23:53
おめでとうー。
すげーなぁ!!!!!
subaru2006年07月13日 12:46
皆さん、コメントありがとうございます。

前日は漁港に置いてたので滑石の人は見かけてるんですね。
有明海横断の旗でもたてておけばよかった。




チャッピーが日記に書いていた。

ゼロから自分たちで考え、作り、楽しみ、達成する。
これぞ、究極の遊びだと。

俺もそうだと思う。

バーチャルでもなく、人に遊び方を決められるわけでもない。

そして何よりも本気で遊んでいる。

本気で遊んで、本気で生きる。

これからもたまには本気で何かをしていきたい。

やってみようと一歩を踏み出すことを、この感動を人に伝えて行きたい。
たんぱん2006年07月14日 07:25
すごいね。ついにやっちゃったね。俺もそっちにいたら参加していたのに。とりあえずお疲れ様。次の冒険も楽しみにしています。
と○き2006年07月14日 19:24
いやすごいっす こんな大きな計画だったなんて… 参りました
なんか休憩しながら魚釣りってのもありかなと勝手に思っちゃいました
ところでゴール後に筏はどうしたのでしょう?保存?まさかまさかまた玉名まで漕いだとか?!!?
れいちゃん2006年07月14日 21:06
すごい!ホントに渡ったんですね!!
いつか、実物見てみたいです。っていうか、乗ってみたいかも(^^)
subaru2006年07月15日 13:49
今回は天候に恵まれました。

ある大先輩に「運が良かった」ともらしたところ、
「運も実力のうち」と返された。

そうなんです、どんなに頑張っても、運が悪ければ、認められなければそれが実力なんです。

自然の中に立ち、運も実力、すべては万物は因果でつながっていると思えること、覚悟できることはちょっと勇気のいること、大人なこと。

これからは、運に見放されようとも、それが実力と思って生きていきたい。


一緒に横断した仲間の日記です。

Jose
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コバ
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やぎ
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あっち
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よしだたかし
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中林
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ちゃっぴー
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